乗り物イラストが増えています

いつの間にか乗り物が得意なイラストレーターとなっていました
そもそもの発端は2018年のクリエイターEXPOで使ったブース装飾の絵。
源氏物語の絵を好きで描いていたので、現代の町並みに平安貴族や浮世絵の登場人物を配して作成。
自分ではおもしろがって描いたのだけど、搬入して「しまった」と。
おもしろいかも知れないけど、これを見てもどうやって使えるイラストレーターなのかピンとこないんじゃ無いかと。
その通り、具体的な話が少なかった印象。
でも会期前日の搬入作業中、周囲では様々な会場設置業者さんが作業していて、そのひとりが「パンフレットいただいても良いですか?とても好きな絵なんです」と言ってくれたのは嬉しかったですね^^

このときは全体に成果は薄かったのだけど、一つ大きな仕事は交通新聞社からご依頼いただいた「たのしい絵ずかん のりもの」絵本。
ブースイラスト中央の市電を見てのご依頼でした。
いつの間にかパンフを持って行っていただいて、後日の連絡でした。
翌年、その絵本を見て、スタジオタッククリエイティブさんから「そらをとぶのりもの」絵本のご依頼。
飛行機は幼少から大好きで、小学校低学年から毎日のように飛行機の絵はがきを模写していたくらいで。
また翌年、その飛行機絵本を見てコクヨさんから「しかけ絵本」で乗り物絵本のご依頼。
このとき、コクヨさんが出版物を扱っていることを初めて知りました。
そして今年またコクヨさんから次の乗り物絵本がもうすぐ出ます。
さらに、3年担当していたある会報誌の目次部分のカット、毎年「世界の~~~」というテーマでご依頼いただき、引き続き来年度も担当することに。
なんと「新旧の世界の乗り物」(≧∇≦)

最初の交通新聞社さんのご依頼前には乗り物は全く描いておらず、実績は無しの状態。
ブースのイラストを見て編集担当さんは良いと思ってくれたのでした。
で、何年も乗り物を描いてきて、結構自分にむいているのだと実感。
建物や機械類などのプロポーションや見せ方、構造にこだわるので、乗り物もポイントを外さずにしっかり描きたいというのがあるのも良かったようで。

そういう諸々を経験すると、編集さんの眼力というのは凄いものだと改めて実感します^^
他でも全くやったことの無いタッチを「いとうさんがやってみたらおもしろいと思うから」とやらせていただいたこともあったりで。